2010年04月01日

【新・関西笑談】英語落語でLaugh&Peace(3)落語家 桂かい枝さん(産経新聞)

 ■仕事熱心、ユーモアのかけらもない… 笑顔で日本人のイメージを覆す。

 −−ところで、かい枝さんが掲げているキャッチフレーズ「ラフ&ピース」。粋でいいなと思います

 かい枝 そうですか。「ラブ&ピース」のパロディーなんですけど。やはり外国でやる場合、日本人のイメージがあまり良くなくて。トヨタなんかも随分たたかれたりしていますけど、昔はよく“エコノミックアニマル”なんて言われましたけど、そういうイメージが強いんですよね。

 −−いまだそうですか

 かい枝 仕事熱心で常にスーツを着て、七三に分けてと。ユーモアのかけらもないというイメージですわ。顔も難しい顔、無表情でと。ですが、落語というのはそれを全部覆すイメージ。着物を着て、高座に現れて、ニコニコした笑顔で表情豊かに。英語を使って、面白い話をする。しかも、それが300年からの伝統があるということに、外国の方は非常に驚くんですよね。それで、最初はやはり日本人の芸って、どんなもんやねん、という少し小ばかにした感覚を持つ人も多いんですよ。

 −−難しい場面です

 かい枝 だから、少し離れて、何か冷めたような感じで見ている。特に劇場関係者なんか、そういう人多いですわ。でも、公演が終わると、すごい笑っているんですよね。で終わって近づいてきて、「すごいよかった」とか、「落語は面白い。日本人も本当は面白いんだね」と喜び、「落語が300年も歴史があるのか」と驚いてくれて、日本人のこともすごく好きになってくれる。心にスッと入ってきてくれる。「笑い合う」という言葉があるけど、お互いに一緒に笑う、それによって心が一つになるっていうかね。やはり笑うって、ものすごい効果があるじゃないですか。笑顔の持つ力がすごくて、笑顔でいる人をなかなか攻撃しようとか、いきなり殴れないじゃないですか。笑い合うことで心が通じ合い、お互い分かり合って平和な気持ちになる。

 −−それで、「ラフ&ピース」になるんですね

 かい枝 笑うことで日本人のことも理解し、認めてくれるので、本当に何か平和になるんですよね。そういう経験を自分は何度もしているので、やはり自然にそういう「ラブ&ピース」じゃなくて「ラフ&ピース」という言葉が実体験の中から出てきた。すごく大事なことだし、何か日本人も、もっと笑いのことを勉強し、海外に向けて発信してもいいのにな、という気はしますよね。

 −−英語落語での実績を認められ、文化庁の文化交流使も拝命されました

 かい枝 文化交流使は、日本の伝統文化を海外の人に知ってもらうのが目的の制度で、文化庁から海外に派遣されるんです。好きな国に好きな期間、最長1年間なんですが、行って、そこでできる限りの活動をしてください、という制度で、私の場合は色んな国に行かせていただいていましたが、落語はエンターテインメントの一員だと思っていますし、米国は新しいもんというか、伝統に対しても非常に理解もあるし、あこがれもありました。また、楽しいと思うことにはあまり変な偏見は持たずに、割と受け入れてくれる国柄だし、世界に向けて何か流行らそうと思ったらやはり米国かな、と思って行く決意をしました。(聞き手 谷田智恒)

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posted by ツチダ ミチコ at 08:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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